サイオステクノロジーと大塚商会は、複合機向けアプリケーションソフトウェア「Easyファクス」の新バージョン「EasyファクスV2」の提供を11月27日に開始する。

 Easyファクスは、受信したファクス文書を電子化する際に、あらかじめ定めたルールで、自動で発信元情報や受信年月日ごとにフォルダへ振り分けると同時にリネーム処理を行ったり、クラウドストレージへ保存したりすることができるアプリケーションソフトウェア。
 今回、ファクス業務のデジタル化をさらに実現するため、受信したファクス文書に自動的にメッセージを追記して送信元へファクスを返信する機能を開発し、EasyファクスV2として提供を開始する。同機能は、ファクス受信時に送信元へ自動で受取返信が行えるため、送信元から受信元へ受取確認を行うことが不要。また、受信元でも受取確認に対する応答が不要となる。これにより、従来のファクス授受確認業務の負担からユーザーは解放され、業務を効率化することが可能になる。
 また、ユーザーから要望の多かった、受信ファクスのデータが保存された際のメール通知機能を追加した。この機能により、以前から提供する社内PCへのポップアップ表示による通知に加え、外出先でメールにより通知を確認することが可能となる。そのほか、大量のファクスを受信した際のパフォーマンスを改良した。
 同製品は、多様化するユーザーのニーズに応えるため、ライセンスの販売(買い取り型)だけでなく、中堅・中小企業でも導入が容易となるサブスクリプション型による提供も行う。販売パートナーである大塚商会を通じての販売となり、初年度の販売目標は2000本を計画している。