ツーリングでよく利用する東名高速「EXPASA海老名(海老名SA)」(下り)は、平日休日問わず人気の施設でフードコートも充実しています。今回は朝食にそばをいただいたところ、その美味しさに驚きました。200年以上の歴史がある有名店の味だったのです。
ナゼいままで気付かなかったのか……
東名高速道路「EXPASA海老名(海老名SA)」(下り)は、東京ICから名古屋方面へ走ると最初に現れる大型SAです。フードコートの出店数も多く、屋外の屋台系(うまいもの横丁)もあって食には事欠きません。今回も長年利用してきた「海老名SA」で朝ごはんを食べようと店を探していたところ、一番端にあるそば屋が気になり、「かけそばとミニねぎとろ丼のセット」(1080円)をオーダーしてみました。

朝食にかけそば自体は珍しくもなく、「まあどこも同じような味だろう」くらいに思って食べたところ、喉ごしが何か違うのです。丁寧に作られていることが感じられました。またセットのねぎとろ丼も想像以上の美味しさで、思わず「美味い……」と声が出てしまうほどでした。
ここはどんな店なのだろうとレシートを見ると「創業寛政三年 芝大門更科布屋」とあります。まさに江戸(東京)の有名店でした。寛政三年は西暦1791年、つまり約230年の伝統が続く店なのです。
後日、同店のホームページを確認したところ、まさになめらかな喉ごしが特徴とのこと。人の手による石臼製粉だとか。そして喉ごしの良さと同時に感じたのはそば汁の美味さです。関東ならではの甘口ですが、深い味わいがあり、食後もやや離れがたいものがありました。このそば汁へのこだわりも詳しく書かれていました。

いままで何度も利用してきた場所なのに、この店を知らなかったとは……少しもったい無いような気がしました。
食後は有名な「ぽるとがる」の「海老名メロンパン」(330円)を購入しました。メロン果汁入りでしっとり感があり、長年愛され続けている定番の菓子パンです。久々に食べると、やはり美味しいものでした。