アプリリアは、ブランドのフラッグシップスーパースポーツ「RSV4 Factory」と、そのアップハンドルバーバージョンとなる「トゥオーノV4 Factory」の特別仕様車「SE-09 SBK」を公開しました。

SBKでの初勝利を祝う

 アプリリアは、ブランドのフラッグシップスーパースポーツ「RSV4 Factory」と、そのアップハンドルバーバージョンとなる「Tuono(トゥオーノ)V4 Factory」の特別仕様車「SE-09 SBK」を公開しました。

アプリリアの特別仕様車「RSV4 Factory SE-09 SBK」
アプリリアの特別仕様車「RSV4 Factory SE-09 SBK」

 2021年に大幅なアップデートが実施され、デザイン、エアロダイナミクス、エルゴノミクス、エンジン、シャーシ構造等あらゆる面で進化を遂げたRSV4 Factoryは、最高出力217hpを発揮する排気量1099ccのV型4気筒エンジンを搭載したアプリリアの最高峰スーパースポーツモデルです。

 最高速度305km/hに達するRSV4 Factoryでは、同社のミドルクラススーパースポーツ「RS660」のフォルムにインスパイアされたフェアリングやサーキットで磨き上げた技術力を投影することで、サーキットでも優れたパフォーマンスを発揮します。

 また、トゥオーノV4 Factoryは、RSV4のシャーシ構造やエンジン、エアロダイナミクスやサスペンションを含む電子制御システムをベースとしたアップハンドルを備えたハイパーネイキッドモデルで、オーリンズ製スマートEC 2.0セミアクティブサスペンションや鍛造アルミホイールを搭載。

 各モデルにはサーキット用3種類、ロード用3種類のライドモードが搭載されています。

アプリリアの特別仕様車「RSV4 Factory SE-09 SBK」(手前)と「Tuono V4 Factory SE-09 SBK」(奥)
アプリリアの特別仕様車「RSV4 Factory SE-09 SBK」(手前)と「Tuono V4 Factory SE-09 SBK」(奥)

 特別仕様車として登場したSE-09 SBKは、2009年7月26日にブルノ・サーキットでマックス・ビアッジ選手がスーパーバイク世界選手権でアプリリアに初優勝をもたらしたことを称えるモデルで、当時のレース用バイクと同様にブラックを基調とし、フェアリング、タンク、テールカウルに特徴的なレッドとホワイトのディテールをあしらったカラーリンを採用。

 カーボン製フロントブレーキエアインテークとフロントマッドガードが標準装備されたほか、タンクにはプログレッシブモデルナンバリングが施されています。

 なお、RSV4 Factory SE-09 SBKの価格は2万6499ユーロ、Tuono V4 Factory SE-09 SBKは2万499ユーロで、日本への導入については現状アナウンスされていません。