房総半島へツーリングに出かけた朝、東京湾アクアラインの「海ほたるPA」で朝食とすることにしました。まだ早い時間帯なのか営業中の店が限られていましたが、朝の胃袋にやさしい「あさりそば」をいただくことができました。

東京湾に建設された、世にも珍しいPAで朝食を

 房総半島へツーリングに出かけた朝、東京湾アクアラインの「海ほたるPA」で朝食とすることにしました。「海ほたる」は、神奈川県川崎市と千葉県木更津市を海底トンネルと海上の橋梁で結ぶ、東京湾アクアラインの大型PA(パーキングエリア)です。住所としては千葉県木更津市で、1997年に開通した東京湾に浮かぶ人口島です。

東京湾アクアラインの「海ほたるPA」でいただく朝食。「あさりそば」(880円)のつゆはあまじょっぱい関東風そのものだが、あさりの旨味が交わって味わい深い
東京湾アクアラインの「海ほたるPA」でいただく朝食。「あさりそば」(880円)のつゆはあまじょっぱい関東風そのものだが、あさりの旨味が交わって味わい深い

 5階建ての施設は3階までが駐車場で、4〜5階が営業施設となっています。5階はフードコートとレストランが充実しており、ラーメンやどんぶり、回転寿司、ちゃんぽん、カレーなど様々なメニューが食べられます。これまでも何度か利用してきました。

 しかし今回立ち寄ったのは朝9時頃だったため、ほとんどの店がまだ開いていませんでした。フードコートで利用可能な店は、24時間営業の「蕎麦 湊屋」と「あさりらーめん 波市」(営業時間:9時〜24時)だけです。

 ともあれ、朝食として「あさりそば」(880円)を選びました。なんとなく東京湾上にいることを意識させてくれるメニューです。

 まずはつゆをひと口いただきます。あまじょっぱい味と、あさりの香り、風味がマッチしています。具材にはハス切りの長ネギとあさり、そして小ネギのみじん切りが少量というシンプルなものですが、朝の胃袋にはちょうどよいボリュームとあっさり感です。

 そばとあさりを交互に食べ進めていましたが、あさりの量が予想以上に多く、最後までそばと一緒に味わいながら満足できました。

2輪専用の駐車スペースも確保されている
2輪専用の駐車スペースも確保されている

 この店には「甘エビと野菜かき揚げそば」(900円)などもあり、色々と楽しめそうです。また、あさり繋がりで言えば同じフードコートにある「あさりやcafe」の「あさりまん」(480円)は、ロングセラー商品として知られています。

 東京湾の味を楽しめるフードコートは、週末は多くの利用者で混雑している印象ですが、今回のように房総半島へのツーリングの朝に立ち寄るには良いものです。