大正製薬 は3月4日、日本初の内臓脂肪減少薬「アライ」を4月8日から発売すると発表しました。

大正製薬 / Via taisho.co.jp

「アライ」は成人済みの腹囲(へその高さ)男性85cm以上、女性90cm以上を対象とした薬で、条件に該当していれば処方箋なしで購入できる「要指導医薬品」というカテゴリの薬です。

リリースページ によると、「アライ」を服用することで脂肪の分解を阻害し、脂肪の一部をそのまま便として排出することで内臓脂肪・腹囲を減少させる効果があるとのことで、大正製薬は「人々が自分の健康を自分自身で守るため、もっと前向きに生活習慣の改善に取り組めるようにとの想いを込め」開発したとつづっています。

試験では60%以上の人が副作用あり

内臓脂肪を減少させる薬は日本初とのことで注目が集まっていますが、 商品ページ によると、1年間の長期投与試験が行われた際、副作用が出た人は60%となっており、その多くが「油の漏れ(34.2%)」「便を伴う放屁(23.3%)」などの消化器症状が出ています。

「アライ」公式サイトより / Via brand.taisho.co.jp

同ページでは、これらの対策・アドバイスとして「脂っこい食事は控えめに」することで消化器症状を軽減させ、使用開始の2週間以内に起こりやすいとされる「油漏れ・便漏れ」に関してはおむつや生理用ナプキンなどで対策することを推奨しています。

「アライ」公式サイトより / Via brand.taisho.co.jp

「アライ」公式サイトより / Via brand.taisho.co.jp

なお、「腹痛」「軟便」の症状が出た人は2.5%となっているとのことです。

販売に先駆け、 全国の取り扱い販売店を検索できるサイト も用意されており、全国の薬剤師が常駐している薬局やドラッグストアなどで4月8日から販売される予定となっています。