右手が不自由な小学2年生の男の子、ゆうゆくん。彼が左手だけで『 フォートナイト 』をプレイし、ビクロイ(Victory Royale=勝ち残って1位を取ること)を達成している動画がX(旧Twitter)に投稿され、反響を呼んでいます。

12月17日、Xに動画を投稿したのはお母さんのらん( @chacha08170 )さん。動画では、右手が不自由というハンディキャップのあるゆうゆくんが、左手だけで上手にゲームを遊んでいる姿が写っていました。

らんchannel 🦐🌈さんのXより / Via Twitter: @chacha08170

遊んでいるタイトルは、Nintendo Switch版の『 フォートナイト バトルロイヤル 』。
世界で1億2500万人以上のプレイヤーに遊ばれ、日本でも小学生を中心に大人気の対戦ゲームです。

My Nintendo Storeより / Via store-jp.nintendo.com

最大100人で戦い、建物を建築して身を守ったり、新しい武器を見つけたりしながら安全な場所へ移動し、最後まで生き残った人が勝利を得るルールとなっています。
瞬間的な判断や対応力はもちろん、相手にうまくエイムする(狙いをつける)必要があることなど、両手で遊んでいても操作が大変なゲームなのですが、ゆうゆくんは左手だけで移動もエイムも的確にこなしているのです。スゴい!

初弾がはずれても焦らず、正確に狙いを修正

らんchannel 🦐🌈さんのXより / Via Twitter: @chacha08170

高台を作って遠くにいる敵をスナイプし、接近されても建築物を利用して誘い込んでいます。終盤に生き残っている強いプレイヤーにも臆することなく、果敢に挑んでビクロイ!
これは間違いなく、大人の自分よりも上手ですね……!

ビクロイになって「イェーイ」と楽しそうに喜んでいます

らんchannel 🦐🌈さんのXより / Via Twitter: @chacha08170

友だちや両親が遊んでいたのをきっかけに遊び始めたという『フォートナイト』。やりこみの理由を聞くと、「敵さんを倒してビクロイするのが好きだから」と回答してくれました。
また、左手でプレイする際に特殊な設定などをしているか聞いてみたところ、特にボタン配置は変えずに、ビルダープロ(即時建築が可能な設定)から変更してないのだそうです。
手首を使って左側のLスティックを操作し、キャラクターを移動。同時に、親指で右スティックを動かしながら右側のボタンを抱え込み、巧みに攻撃ボタンを押しています。状況判断も的確!
ちなみに動画が話題になっていることに対して本人はどう思っているのか聞いてみると、「全く気にせず、苦手な縦積み(高所に最速で登るためのテクニック)の練習と、友達とボイチャで遊んでいます(お母さん回答)」と、とくに気にせず今日も練習に励んでいるようです。

らんchannel 🦐🌈さんのXより

その素晴らしいコントローラーさばきにSNSでは、
💬「GG(グッドゲーム=対戦相手を称える用語)」
💬「ナイスビクロイ」
💬「フォトナ界隈の宝」
💬「マジリスペクト」
💬「子どもの楽しんでる姿が一番」
などと、ゆうゆくんのゲームプレイを褒め称えるコメントが多く寄せられました。
『フォートナイト』以外で好きなゲームを聞いてみると、『マインクラフト』も遊んでいると教えてくれました。物づくりのゲームだけに、建築のテクニックは、そちらでも鍛えられているのかもしれませんね。
何かを楽しむことにハンディキャップは関係ない。素直にゲームを遊んでいるゆうゆくんの姿は、年齢を言い訳にしてしまう自分のような大人だけではなく、同じ『フォートナイト』が好きな子どもたちにも勇気を与えてくれそうです。