こんな目で見つめられたら回収できない!? 今回紹介するのは、Instagramユーザー@chloe20210617さんの愛猫である「クーちゃん」ことクロエちゃん(撮影当時2才/サイベリアン)。

撮影当時、飼い主さんは翌日に捨てるダンボールの片付けをしていました。畳み始めていたところ、ダンボールの上に乗ったクーちゃんから熱い視線が…。

「ダンボール潰してどういうつもりですか?」「気に入っているの知ってるくせに!」と抗議しているかのように、畳んだダンボールの上に乗るクーちゃん。しっぽをぶんぶんと振りながら、飼い主さんをまっすぐ見つめてきました。

ダンボールには目がない?


飼い主さんに話を聞くと、ダンボールが大好きなクーちゃんは、普段から気に入ったサイズのダンボールには必ず入って遊んでいるのだそう。

ゴミの日になると、飼い主さんはクーちゃんがダンボールに入っていない隙に片付けを始めるのですが、音に敏感でビビりなクーちゃんはその様子を遠くで見守っていることが多いといいます。

片付け中にダンボールに入ることはあっても、畳んだものの上に乗ったのは今回が初めて。飼い主さんはクーちゃんの行動に驚くとともに、こんなことを思ったそうです。

飼い主さん:
「山積みの畳んだダンボールの上に乗るクーちゃんを見ると、明らかに何かを言いたそうなお顔。『あ、これは文句に違いない(笑)』と思いました」
「捨てないでほしい」と不満をあらわにするクーちゃんの姿に、飼い主さんは「悪いことをしたなぁ」と思いつつも、「お部屋もキレイにしていたいので、このあと容赦なく捨てさせていただきました(笑)」と、掃除することに。その代わりに、クーちゃんのお気に入りの手提げ袋だけはいまだに捨てずに置いているようです!

捨てようと畳んであるダンボールの上に座る猫の心理

飼い主さんが翌日に捨てるダンボールの片付けをして畳み始めていたところ、クーちゃんがダンボールの上に乗ってきたそうです。この行動からはどのようなことが読み取れるのか、ねこのきもち獣医師相談室の岡本りさ先生に聞きました。

岡本先生:
「今回のクーちゃんの行動からは、次のような心理が読み取れるでしょう。

 ・ダンボールの上に乗ることで飼い主さんの気を引きたい、かまってほしい
 ・ダンボールを片付けないでほしい

このような行動を見せることがある猫は、好奇心旺盛なコや甘えん坊なコに多いと考えられます」

写真提供・取材協力/@chloe20210617さん/Instagram
(監修:ねこのきもち獣医師相談室 獣医師・岡本りさ先生)
※この記事は投稿者さまにご了承をいただいたうえで制作しています。
取材・文・構成/雨宮カイ