北条司さんの初連載作品で、美人3姉妹が怪盗として暗躍するラブコメディ漫画『キャッツ・アイ』。作中では3姉妹が美術品を盗むため、さまざまな場所に侵入する様子が描かれていますが、そんな漫画のワンシーンとそっくりな猫の姿を捉えた写真がSNSで話題になっています。

写真に写っているのは、すりガラスのドアをよじ登っている3匹の猫ちゃん。

一番上にいる猫はドアの格子に手足を掛けながら率先してどんどん登っていき、下にいる2匹はうまく登れない猫をもう片方がサポートしているような状況。チームワークで連携を取りながら登っていく様子は、行動力抜群な次女の瞳が先頭を切って上り、おっちょこちょいな3女の愛をしっかり者である長女の泪がサポートしているみたいで、まるでマンガに登場する3姉妹が盗みに訪れたシーンを再現しているかのようです。

この写真がSNSのX(旧Twitter)へ投稿されると、3.9万件を超えるリポストと29万件の”いいね”を獲得。写真を見たユーザーからは「めっちゃ張り付いてる」「何を盗みに来たのかな」「リアルキャッツアイ」「これはいいどろぼう」などたくさんのメッセージが寄せられて大きな注目を集めています。

今から1年ほど前に撮影されたというこの写真。

一見すると、外にいる野良猫がドアをよじ登って室内への侵入を試みているようにも見えますが、このドアの向こう側は屋外ではなくサンルームになっていて、天候を気にせず安全に過ごせるスペース。そして3匹の猫ちゃんたちは元々野良猫だったものの、当時は家主さんのお家で保護されてサンルームの中で暮らしており、その時ドアによじ登っていた瞬間を室内から撮影したものなのだとか。

怪盗キャッツアイのようなフォーメーションで果敢に忍び込もうとしていた3匹ですが、写真に写っている当時は保護してもらっていた身。その後の処遇はどうなったのでしょうか。

写真を投稿したむぎさんに話を聞いてみると、先陣を切ってドアを登っていた親猫は里親さんが見つかって引き取られていき、今でものびのびと暮らしているのだそう。一方、2匹の子猫たちを引き取ったのはむぎさん。実は以前から猫を飼いたいと思って探していたそうで、そんな折に縁あって声をかけてもらったことから、家族として迎え入れることにしたのだとか。

その子猫たちはツナちゃん&メルちゃんと名付けられ、今ではすっかり成猫サイズへと成長。元野良だけあってか人が近付くと警戒気味になるものの、それ以外は2匹で仲良くまったりと過ごしているそうです。

そして時が経つにつれて、むぎさんの生活や猫たちの心境にも変化があったそうで、「とにかく可愛くて癒されるので仕事の疲れも激減します。初めはシャーシャー言ってばかりでしたが、少しずつ寛いでいる姿を見せてくれるようになり嬉しいです。」と、徐々に心の距離が近づいていることを明かしてくれました。