猫の祖先は、外敵に見つからないよう身を隠して暮らしていたことから、猫は今でも押入れや段ボール箱など狭いところが大好き。体が入ると思ったらどんな場所でも入り込んでしまいます。

ケダマヤ商店(kedamakoubou.theshop.jp)というヴィンテージ雑貨屋を営むオカアヤンさんのお家では、三毛猫の「おこげ」ちゃんが好んで入る場所があるそうです。
それは娘さんのランドセルの中。

仰向けの体勢になったまま、窮屈そうにハマっているおこげちゃん。

しかし、キラキラと輝く瞳は好奇心に満ちていて何だか楽しそうに見えるほか、ランドセルの真っ赤なカラーが猫の白い毛を際立たせていて、寝転がっているだけで三毛猫が写真映えするワンシーン。通常ランドセルは教科書や筆記道具など地味な勉強道具を入れて持ち運ぶカバンですが、猫がこんな風に可愛く収まっていたらそのまま学校に連れて行きたくなってしまいそうです。

この写真がSNSのX(旧Twitter)へ投稿されると、1.2万件を超えるリポストと9.7万件の”いいね”を獲得。写真を見たユーザーからは「ニャンドセル?」「スッポリw」「かわいすぎて鼻血でそう」「一緒に学校行くにゃ!」など、たくさんのメッセージが寄せられて大きな反響を呼んでいます。

ランドセルの中で遊んでいるようにも見えるおこげちゃん。

この後、しばらくランドセルに入ったまま楽しんでいたそうですが、それで困ってしまったのは、教科書が入れられずに学校の準備が進まない娘さん。外に出てくれるよう何度か促してみたものの、おこげちゃんにはその気がまるでなし。仕方なくランドセルは一旦貸してあげることにして、先に宿題を終わらせることにしたのだとか。

それにしても、おこげちゃんは何故ランドセルの中に入るのが好きなのでしょうか。

飼い主さんに聞いてみると「単純に狭いところに入りたいのと、おねえちゃん(娘さん)のことが大好きなので、ランドセルに入っていれば遊んでくれるし、もしかしたら学校に連れて行ってくれると思っているのかもしれません。」とのことで、おこげちゃんにとっては良い事づくめの場所であったようです。

心優しい娘さんは現在10歳で、小学校で学業に励む傍ら、ぬいぐるみ職人(suunuus.kawaiishop.jp)としてアーティスト活動もしている女の子。一方、おこげちゃんは生後7ヶ月のメス猫で、娘さんのことをお姉ちゃんのように思っていて、ふたりはとっても仲良しな関係性。

SNSでは娘さんが作った作品や、おこげちゃんの何気ない日常風景などが公開されています。