任期満了に伴う千葉・一宮町長選は19日に投開票され、無所属現職の馬淵昌也氏(66)=2期=が3選を果たした。ともに無所属新人の元町議で、NPO法人理事長の志田延子氏(79)と不動産会社役員の鶴岡巌氏(78)を破った。

 馬淵氏は、新型コロナ禍や2021年の東京五輪サーフィン競技の町内開催に対応した2期8年の実績を強調。「(五輪によって)さらに強化された一宮の可能性をしっかり形にしたい」と訴えた。子育て・教育支援、防災、公共施設の老朽化対策に一層注力するとし、「住民本位の町づくりにまい進する」と強調。2新人の挑戦をはねのけた。

 投票率は56・38%。新型コロナ禍の緊急事態宣言下で行われ過去最低だった前回20年の68・80%を12・42ポイント下回った。

 当日有権者数は1万170人(男4956人、女5214人)。