3月16日から改正されたJR京葉線のダイヤについて、千葉市の神谷市長は19日、「速達性のあるダイヤへの再改正を強く求めていきたい」と述べました。

 JR京葉線は、3月16日からの新ダイヤで通勤時間帯、朝の2本を除き、通勤快速を含む快速をすべて各駅停車に切り替えました。

 このことについて、千葉市の神谷市長は、市議会閉会後、報道陣の取材に対し次のように述べました。

千葉市 神谷俊一 市長
「どういった影響が出ているのか把握したうえで、JR東日本千葉支社に対し速達性のあるダイヤへの再改正を強く求めていきたい」

 新ダイヤの影響について、千葉市は、京葉線に接続する路線沿線の自治体にも協力を得ながら、京葉線の利用者から意見を聞くウェブアンケートを3月23日から始める予定で、沿線の事業者にもヒアリングを行うなど実態を把握していくということです。

 一方、19日の市議会では、総額9531億円余りの新年度当初予算案や動物公園の入園料を値上げする条例改正案など、市長が提案した全ての議案が可決または同意となりました。

 1期目の任期中、最後となる本格的な当初予算の成立について、神谷市長は、当初予算に盛り込まれた新しい児童相談所の整備など具体的な政策をあげたうえで、「公約実現という意味で私にとって大きな意味のある予算案の議決」と述べました。