千葉県観光の発展に向け、県は3月21日、「宿泊税」の導入などについて議論する検討会議を設置すると発表しました。

千葉県 熊谷俊人 知事
「この度新たに検討会議を設置して宿泊税の導入など検討を行っていくこととした」

 県によりますと、設置する検討会議は、県内の観光を持続的に発展させるための施策の具体的な方向性のほか、施策を実施するのに必要となる財源の在り方として宿泊税の導入の検討などを進めます。

 会議のメンバーは、学識経験者や県内の観光関係の団体の代表者など6人で構成され、会議設置日の3月28日に初回の会議が開かれるということです。

 県は2023年10月に県の今後の観光振興に向けて議論する研究会を設置し、2024年2月には、県の課題解決に向けて大胆な施策を展開していくために、「宿泊税導入に向けた検討を早期に開始することが適当」とする意見書が研究会から提出されていました。

 熊谷知事は21日の定例会見で、導入を検討する宿泊税について次のように述べました。

千葉県 熊谷俊人 知事
「宿泊税は以前から研究してきたし、知事就任後もそれぞれの部署に情報収集・研究を指示してきた。しっかりこの検討会議で幅広い議論したうえで、なるべく早期に結論を出していくように、スピード感をもって議論を進めていきたいと思う」