千葉市若葉区の竹林では、いま、春の味覚タケノコの収穫が最盛期を迎えています。

 自然体験などが楽しめる千葉市若葉区の「谷当工房」では、所有する竹林でモウソウダケが旬を迎え、4月10日から収穫体験が始まっています。

わたしの田舎「谷当工房」中新井田拓也 さん
「(ことしはタケノコが)すごく出てきて探さなくてもある」

 おいしいタケノコを探すポイントは、土から頭が出ている高さ。

 2センチから3センチ程度頭が出ているものが特に身が柔らかくおいしいタケノコです。

 タケノコは地中の茎から斜めに生えているため、穂先の傾いている向きに沿ってクワを入れていくと傷をつけずに掘れます。

 周囲に、障害物や人がいないかなど確認したうえで収穫体験スタートです。

 谷当工房によりますと2024年は春先に降る雨の量が少なかったため、例年よりも5日ほど遅く旬を迎えたものの、温かい日が続いた影響で胴回りが太く出来の良いタケノコが育ったということです。

 掘り進めること数分…硬い地中の茎までクワの刃が到達したらあとひといき。

 最後にタケノコの根本をめがけて慎重にクワを入れていきます。

リポーター
「大きい!とれました!掘るのは大変だったんですけど穫れるとやっぱり嬉しいですね」

 収穫後は、マナーとして掘った穴をしっかりと埋めます。

 谷当工房では、約40年前から収穫体験を行っていて、今では県内のみならず、都内からも家族連れなどが訪れているということです。

わたしの田舎「谷当工房」中新井田拓也 さん
「親子がひとつのタケノコを頑張って協力し合って掘るのもやはり醍醐味。掘れたあとの達成感も素晴らしい。谷当工房ではピザづくり体験を行っているが、ピザの上にタケノコをのせて焼いて食べたり、生のままスライスして焼いてバーベキューにして食べる。皆さん充実した時間を過ごしている」

 タケノコの旬は4月いっぱい続く見込みです。