元NHKアナウンサーの鈴木健二さんの訃報を受け、同じ元NHKでフリーの武田真一アナウンサー(56)が3日、自身のインスタグラムで鈴木さんを追悼した。

 武田アナは鈴木さんとのツーショット写真を掲載し「鈴木健二さんと撮っていただいた大切な1枚。放送記念日の特集番組で、ニュースセンターにロケに来られ、私が案内役を仰せつかりました」と紹介した。「現代のニュースや放送のあり方に、厳しいおしかりを受けるものと覚悟していましたが、とても温かく励ましてくださいました。NHKの西口に、おひとりで歩いて来られ、ロケの後もおひとりで歩いて帰られました。去り際にあえて振り返らず、片手だけあげて。淡い夕日の中を、行かれました。かっこよかったです」と思い出を振り返った。

 さらに「放送が始まってまもなく100年。その道は、鈴木さんのようなパイオニアが、敷石を一つひとつ、膨大な数並べて造られたものです。そんな仰ぎ見る先輩たちに、私は及ぶべくもありません。しかし、末端でその流れをくむものとして、なんとしても後に続かねばならないと、背筋が伸びる思いです。本当にご指導ありがとうございました。安らかにお眠りください」と記している。