女優の若村麻由美(57)と、親子共演の岡本圭人(31)と岡本健一(54)が出演する舞台「La Mère 母」が5日、東京芸術劇場シアターイーストで初日の幕を開けた。

 若村がタイトルロールの母・アンヌ役を演じ、作品内でも健一が父・ピエールで圭人が息子・ニコラ役。健一は「私たちの生活の中で『母』なるものが家族のために、どれだけ大きな愛を注いでいるか、どれだけ寂しく孤独を感じているかを知ることができる、とても重要な作品です」とアピール。圭人も「若村麻由美さん演じるアンヌの繊細かつ大胆な感情の渦にひき込まれるほど、物語を理解しうるようになります。ぜひ、劇場で身を任せ、アンヌの感情の波に包み込まれてください」と呼びかけた。

 9日から同劇場のシアターウエストで、3人が同じ役を演じる別作品「Le Fils 息子」が同時上演される。