◇文化放送「近藤真彦 RADIO GARAGE」にゲスト出演

 歌手でレーシングチーム「KONDO Racing Team」を率いる近藤真彦(59)がパーソナリティーを務める文化放送「近藤真彦 RADIO GARAGE」(日曜午後0時30分)の7日放送回に近藤と親交のあるトヨタ自動車・豊田章男会長(67)がゲスト出演した。

 番組では、豊田会長は5月に開催される「富士SUPER TEC 24時間レース」に触れ、「マッチにうちのチーム(豊田章男のプライベートチーム・ROOKIE Racing)のドライバーとして富士24時間を走ってもらいます」と発表。近藤は長年レース活動では日産のサポートを受けており、オファーされたことを日産側に相談し、出場の快諾を得たことを明かした。

 近藤は日産のレーシングウエアを着用し、トヨタのクルマに乗るというメーカーの垣根を越えた”夢のコラボ”を実現させる。近藤はドライバーとして参加する豊田会長とともに水素エンジンを搭載した車を担当する予定だ。

 久々のドライバーとしての参戦となる近藤は「うれしいですね。当日はメディアもたくさん来ていただけるだろうから、その広がりも楽しみです。今はラジオで(豊田会長に)優しく接していただいていますけど、本番でメディアが来たら『なんで君は日産のレーシングウエアを着てるんだ?』って怒られそうな気がする(笑)」と語った。

 そんな近藤に豊田会長は楽曲紹介の場面で「あれ⁉ 歌手でしたっけ?」とジョークを飛ばす場面も。さらに豊田会長は「水素社会は別にトヨタだけでつくるものじゃない。エネルギーを『つくる』『はこぶ』『つかう』、そういった仲間たちでつくるものだと思っているので、日産ドライバーのマッチがハンドルを握ってくれるということは、水素社会実現のためにも大きなインパクトになるんじゃないか、と思っています」と今回の試みへの思いを披露した。

 豊田会長は14日の同番組にも出演し、豊田会長のニックネーム「モリゾウ」の由来、近藤と出会ったドイツのサーキットでの思い出や”自動車の未来予想図”について近藤とともにトークを展開するという。