呼吸不全のため1月11日に65歳で亡くなった演歌歌手の小金沢昇司さんを偲ぶ会が15日、東京都内で開かれ、歌手仲間の山本譲二(74)、小林幸子(70)、堀内孝雄(74)ら関係者300人が参列した。

 ヒット曲の「ありがとう…感謝」などが流れる中、参列者は笑顔の遺影に花を手向け、冥福を祈った。祭壇には故人のステージ衣装なども飾られた。

 「歌手の小金沢君」として親しまれた小金沢さんは、北島三郎(87)の弟子として1988年にデビュー。2014年に北島のもとから独立した。一昨年夏ごろから誤嚥(ごえん)性肺炎などで体調を崩し、入退院を繰り返していた。

 偲ぶ会は、小金沢さんと苦楽をともにした山本や原田悠里(69)ら北島ファミリーも勢ぞろい。北島は欠席したが、在りし日の小金沢さんと北島との思い出のツーショット写真などもスクリーンで紹介された。

 兄弟子の山本は「オヤジには、たくさん弟子がいますが、オヤジに一番叱られたのが昇司でした。寂しいですが、今日はたくさんのみなさんに来ていただいて、アイツも喜んで、笑っていると思います」とあいさつした。