歌手で俳優の坂本昌行(52)が9月8日から東京・日生劇場などで上演されるミュージカル「三銃士」で主演を務め、アイドルグループ「Aぇ!group」の末澤誠也(29)と共演することが25日、分かった。2022年の「THE BOY FROM OZ」で2人と〝共闘歴〟のあるフィリップ・マッキンリーさんが演出を担当する。

 ミュージカルの名作が、登場人物の人間ドラマを前面に打ち出した進化形の「三銃士」として上演される。坂本は三銃士のリーダー格であるアトス、末澤は銃士になることを夢見る青年ダルタニャンを演じる。

 舞台は17世紀のフランス。国王ルイ13世を守る三銃士を率いるアトスらの戦いを軸に展開しつつ、アトスやダルタニャンのそれぞれの恋を巡る心理や複雑な人間関係のストーリーが描かれる。

 アトス役に決まった坂本はフィリップさんや末澤らとつくる舞台への参加を「心からうれしく思います」と喜び、「お互いに刺激し合いながら楽しい稽古になると思いますし、新たな『三銃士』をつくり上げていきたいと思います」と名作に新しい息吹を吹き込む決意を表明。末澤は「坂本くんともまたご一緒できて、作品をつくり上げられるのが楽しみで仕方ないです!」とコメント。「ミュージカルでどのような演出でストーリーが進んでいくのか今から楽しみでワクワクしています」と〝進化形〟の三銃士にも期待した。

 メインテーマ曲にはブライアン・アダムスの「All For Love」を使用。ダルタニャンと恋に落ちるコンスタンス役は屋比久知奈(29)、三銃士のアラミス役は上口耕平(39)、ポルトス役は原田優一(41)が演じる。9月8日から28日までの東京に続き、広島、大阪でも上演される。