女優松本若菜(40)が7月スタートのTBS系火曜ドラマ「西園寺さんは家事をしない」(火曜午後10時)でゴールデン・プライム帯連続ドラマ初主演することが決定した。共演には俳優としての活躍がめざましいアイドルグループ・SixTONESの松村北斗(28)を迎えることも明らかになった。

 原作は、ひうらさとるさんによる同名コミック(講談社「BE・LOVE」連載)で、松本は徹底して家事をしないアプリ制作会社で勤務する独身女性・西園寺一妃(いつき)を演じる。

 物語は、「掃除しなくても死なない」「料理できなくてもご飯は買える」と家事をせずに生きてきた一妃がマイホームを購入、〝家事ゼロ〟の暮らしを満喫していたある日、米国帰りの年下イケメンのエンジニア・楠見俊直(松村)が一妃が勤務する会社に転職してくる。楠見は実は倉田瑛茉(4)演じる娘・ルカを育てるシングルファーザーで、トラブルから家を失い、一妃と「偽家族」として暮らすことになるという「幸せって何?    家族って何?」を考えるハートフルラブコメディーだ。

 「私の家政夫ナギサさん」「夕暮れに、手をつなぐ」など火曜ドラマ出演4作目で初主演が決まった松本は「2007年のデビューから18年。40歳という節目で、GP帯初主演のお話を聞いたときの私の第一声は『ウソですよね?』でした。〝焦らずおごらず丁寧に〟をモットーに少しでも前に進もうとしていた、葛藤多き20〜30代でしたので、本当に驚きとうれしさと感謝の気持ちでいっぱいになりました」と喜びを言葉にした。

 原作を読んだ感想として「家事をしない主人公のおかげで(笑)、家事との向き合い方や暮らし方がとても勉強になりましたし、家族それぞれの生活スタイルに潜む、ユーモアやドキドキ感にすごく魅了されました」とし、主人公のキャラクターには「仕事ではみんなから慕われ、プライベートも昔からの大親友との会話からもうかがえるようにリア充な今どきの女性。家事が嫌いなのではなく〝家事をしない〟のには大きな理由があり、そんなところも楽しみに見ていただけたらうれしいです」とコメントした。

 松村はTBSドラマ出演は約11年ぶり。初挑戦するシングルファーザー役に「ひたむきな性格というよりは、ひたむきなことが必要となり、そこにのめり込んでいった毎日を必死に生きている人だと感じました」と話し、松本については「初めてお会いしてすぐに頼りになる心の強さがある方だと分かりました。たくさんいいところを盗んでいきたい」と意気込んだ。

 娘役の倉田に松本は「ポスター撮りで撮影前からみんなの心をわしづかみにした」と語り、父親役の松村も「すぐに心を開いてくれました。飾らない強さで現場をリードするのは、実は彼女かもしれないと感じました」と明かした。