一般社団法人 日本レコード協会で第22代会長(2013年6月〜17年6月)を務めた斉藤正明さんが、令和6年春の叙勲において、旭日中綬章を受章した。

 長年にわたるレコード産業並びに音楽文化の維持・発展に対する多大なる貢献が評価され、今回の受章となった。

 斉藤元会長は、1970年に東芝音楽工業(現・ユニバーサルミュージック合同会社)に入社し、97年に代表取締役社長に就任。また09年にはビクターエンタテインメント株式会社の代表取締役社長となり、レコード産業の振興に数多くの功績を残してきた。16年春には藍綬褒章を受章している。

 今回の受章に斉藤元会長は「このたびは旭日中綬章受章の栄に浴し、大変光栄に存じます。平成28年春に藍綬褒章を受章しておりましたので、はからずもさらにこのような名誉ある章を賜りましたこと身の引き締まる思いでおります」と二度目の栄誉をかみしめた。さらに「ひとえに諸先輩ならびにレコード協会関係者の皆さまからのご支援ご鞭撻(べんたつ)のたまものと心より感謝申し上げます。また、音楽業界における団体としての存在感を改めて感ずる次第です。末筆ではございますが皆々様のますますのご健勝とご多幸を心より祈念申し上げ、お礼のごあいさつとさせていただきます」とコメントを寄せた。