ウエディングドレスデザインの第一人者として活躍した桂由美(かつら・ゆみ、本名結城由美=ゆうき・ゆみ)さんが26日に死去した。株式会社ユミカツラインターナショナルが30日、公式サイトで発表した。94歳だった。東京都出身。桂さんの生前の意向により、死因は明らかにしていない。また、同社は葬儀・告別式、お別れ会なども桂さんの意向により行わないとした。追悼ショーを後日開催予定という。

 桂さんと親交があったタレントの神田うの(49)は30日、「桂由美先生の突然の訃報に接し、ただただぼうぜんとしております」などとの追悼コメントを所属事務所を通じて発表した。

 コメントの中で神田は「先生には、いろんな会にてお目にかかり、今年も先生主催のお茶の会にお声がけ下さったりと、いつもお心に掛けて頂きました。いつもすてきにオシャレをされて、精力的に活動をされていらした先生。ウエディングドレスデザイナーとしてはもちろんの事、『デザイナー桂由美』としてパワフルに社会に貢献された先生の生き方は本当にすてきでした。私、若かりしころはモデルとして先生のドレスを着させて頂いたり、ウエディングドレスのデザイナーとして大先輩の先生の背中を追いかけて参りました」とつづった。

 そして「うのちゃんとブライダル業界を一緒に盛り上げる企画をぜひしましょう!、と言って下さっていた先生…、残念ながらそれはもうかないません…。先生を心から尊敬しておりました。大好きでした。桂由美先生どうかごゆっくりお休み下さいませ。どうぞ安らかにお眠り下さいませ…」と冥福を祈った。