劇団四季のミュージカル「キャッツ」名古屋公演(中日新聞社共同主催)は12日、名古屋市中村区の名古屋四季劇場で千秋楽を迎え、特別カーテンコールで1年10カ月のロングラン公演を締めくくった。

 21年ぶり3度目となった今回の名古屋公演は、2022年7月18日に開幕し、公演回数は604回で入場者数は約50万人。1983年初演の「キャッツ」は、今回の名古屋公演を終え、全国9都市でのべ26公演を実施。総公演回数は1万1453回、総入場者数は1113万人となった。

 本編終了後に行われた特別カーテンコールでは、出演者を代表してマンカストラップ役の分部惇平が「ご来場いただき、誠にありがとうございます。ミュージカル『キャッツ』名古屋公演は、本日、千秋楽を迎えました。この作品を愛し育んでくださった全てのお客様に、出演者・スタッフ一同心より感謝申し上げます。皆様から頂戴した熱い思いを胸に、『キャッツ』は、次の上演地・静岡へと参ります。また、ここ名古屋四季劇場では9月11日より、劇団四季オリジナルミュージカル『バケモノの子』を上演致します。引き続き変わらぬご声援を賜りますようお願い申し上げます。本日は誠にありがとうございました」とあいさつ、客席から大きな拍手が送られた。