東映は15日、取締役会を開催し「東映会館(本社ビル)」(東京都中央区銀座)の再開発と本社移転について決議したことを明らかにした。同会館はホテル・店舗などが入る商業施設となり、本社は同じ中央区の京橋に移転する。

 再開発の理由は建物・設備の老朽化で、継続使用した場合は多額の修繕費用や改修費が見込まれると説明。開発は2025〜29年に行い、ホテル・店舗を中心とした商業施設を建設。直営劇場の丸の内TOEI①と②は25年夏興行をめどに、映画館の営業を終了する。興行事業はグループ会社の株式会社ティ・ジョイによるシネマコンプレックスに引き継がれる。

 本社の移転は25年夏ごろの予定で、移転先は京橋にある「京橋エドグラン」建物内になるという。