女優の石原さとみ(37)が18日、東京都内で主演映画「ミッシング」の公開記念舞台あいさつに笑顔で登壇した。

 失踪した娘の帰りを待つ母親とその家族がマスコミと世間の声に翻弄(ほんろう)される物語。石原は誹謗(ひぼう)中傷や好奇の目にさらされる母親を演じた。

 石原は4月の完成披露試写会では自身のイメージを一新させた今作のお披露目を喜び、涙していたが、この日は一転して笑顔を浮かべて登壇。上映後の観客に「すばらしい天気の中でのスタート。お外へ出て暖かな柔らかい風を感じて映画の余韻に浸って」と語った。共演の中村倫也(37)は登壇前に石原にきょうはハンカチは大丈夫か聞いたところ「『冷静だから任せて』って言ってました」と明かした。

 実生活でも母親の石原は「最近優しさを感じた出来事」を披露。自身の子どもの身長に合った「ベストな机」が売られておらず、義理の親に伝えたところ、誕生日に向け高さがぴったりの角が丸いテーブルを手作りしてくれたといい「あふれるほどの優しさを感じた」。中村は「俺にも言ってくれたら作れたのに。結構家具作るんで。今度は親御さんと張り合いに行きます」とDIYでの対抗心を燃やし、石原が「ちょいちょいうそをつくんですけど本当なんですね」と驚くと、中村は「テキトーなことで尺は使いません」と断言した。