◇28日 センバツ高校野球大会準々決勝 報徳学園4―1大阪桐蔭(甲子園)

 昨年準優勝の報徳学園(兵庫)が大阪桐蔭に競り勝ち、30日の準決勝に勝ち上がった。

 センバツで前年の準優勝校が4強入りしたのは、今回の報徳学園が2011年の日大三(東京)以来で13年ぶり14度目。準決勝に勝てば05年の愛工大名電(愛知)以来、19年ぶり8度目の決勝進出となる。

 前年準優勝校の準決勝の成績は7勝6敗だが戦前は4勝2敗で、戦後は3勝4敗と分が悪くなった。決勝に進めば6勝1敗と勝率が跳ね上がり、1938年の中京商(現中京大中京、愛知)、39年の東邦商(現東邦、愛知)、40年の岐阜商(現県岐阜商)、59年の中京商、89年の東邦、05年の愛工大名電が雪辱を果たして優勝している。2年連続で準優勝だったのは33年の明石中(現明石、兵庫)だけ。勝率は高いが、優勝したのは全て東海勢で唯一の準優勝は近畿勢だ。

 準決勝で敗れたのは27年の松本商(現松商学園、長野)、32年の中京商、52年の鳴尾(兵庫)、61年の米子東(鳥取)、85年のPL学園(大阪)、11年の日大三となっている。