中日・立浪和義監督(54)が、絶対抑えマルティネスへつなぐブルペン零封部隊「サット」を編成した。勝ちパターンを託す松山晋也(23)と勝野昌慶(26)、清水達也(24)の3投手の名前のアルファベットをつないでSAT。パワーピッチャーが敵の勢いを鎮圧、時にササッと役割を遂行する。

 「勝野、清水、松山あたりで当面はいきます。6回から(投げるピッチャーの順番)は決めてやりたい」。指揮官は勝利の方程式メンバーを挙げた。

 勝ちきるために終盤にマウンドに上がる部隊。名前は日本警察の特殊部隊と同じSAT。晋也のS、昌慶のA、達也のT。長丁場のシーズン。祖父江(S)やドラ5ルーキー土生翔太(S)の奮闘も期待される。2軍にはオープン戦無失点だった田島慎二(S)、手術明けで実戦復帰している岩崎翔(S)も控える。

 「8、9回で勝てる試合を落とすとチーム状況は絶対に悪くなる。落とさないようにしたい」