◇29日 ヤクルト―中日(神宮)

 ヤクルトが本拠地・神宮球場で迎えた中日との開幕戦の始球式に青学大陸上部の原晋監督(57)が登場した。

 背番号7のヤクルトユニホーム姿で投じた一投は、打席に立った中日の左打者・三好の後ろでワンバウンドした大暴投。マウンド上の原監督は両手を上げて悔しがった。

 青学大は「負けてたまるか大作戦」と掲げた今年1月の箱根駅伝で、2年ぶり7度目の総合優勝を達成。ヤクルトも2年ぶりのセ・リーグ優勝を目指していることから大学駅伝界の名将に今回の大役が託された。

 降板後の原監督は「原監督150キロ剛速球大作戦でいこうと思っていたんですけどワンバウンドでした」とがっくり。「練習では剛速球がバンバン入ってこれはいけるぞと思ったんですよ。マウンドに立ったら舞い上がっちゃいましたね」と苦笑いだった。