◇29日 オリックス―ソフトバンク(京セラドーム大阪)

 人気アイドルグループ「なにわ男子」の藤原丈一郎が、開幕戦の始球式を務めた。熱烈なオリックスファンで知られており、本拠地開幕戦を含めて3年連続3度目。「今年こそ、ストライク!」と意気込んでいた通り、ノーバウンド投球を見せた。

 本拠地での開幕は2020年以来、4年ぶり。過去2度の始球式は本拠開幕の一戦だった。

 「ノーバンで、高めギリギリ入ったんじゃないかと思いますね。投げたあと安達(了一内野手兼任コーチ)さんが待っていてくれて、高いよ、と言われたんですけど、良い出来だったと思いますね。90点ぐらいにしときます」

 グラブは安達が用意したもの。内側には昨年の投球フォームが刺しゅうされている。イメージトレーニングをして臨んだという。登板前には山下とキャッチボールをして「ラスト1球のとき、大きく投げたほうがいいと。それを意識して投げました」

 1977年以来となる球団史上2度目のリーグ4連覇の懸かるシーズンが始まった。藤原も「初戦というのは大事なので、マウンドに僕の残りの運を全部置いてきました」と笑顔。「ファンも声を枯(か)らすぐらいの勢いで精いっぱい応援していきたいので、僕も京セラドーム、神戸もそうですけど、いろいろな所へ行って、熱い応援を届けたいと思います」と話した。