日本ラグビー協会は29日、サモアのアピアで4月10日から開催される大会「ワールドラグビー パシフィックチャレンジ2024」に出場する日本代表予備軍・JAPAN XVの遠征メンバーを発表した。

 この大会は日本と南太平洋3カ国の準代表強化を図る大会で、日本は7月のU―20世界選手権下部大会に向け強化中のU―20日本代表候補を中心に編成。すでに2月の日本代表候補合宿に招集されたFB矢崎由高(早大1年)、FW石橋チューカ、SH高木城治(ともに京産大1年)や、まだ大学では公式戦出場のないFW大川虎拓郎(明大1年)、出場1試合のFW物部耀大朗(明大1年)らが選ばれたほか、帝京大新主将のロック青木恵斗、早大新主将のフッカー佐藤健次、京産大のSH土永旭、明大のCTB秋浜悠太の4人がオーバーエージで選出された。

 大久保直弥ヘッドコーチは「2月のFW合宿から始まり、3月はバックスも加わり日本のトップチームとの試合を経験しながらタフな環境の中で心身ともに鍛えてきました。サモア遠征に行くメンバーはそのトライアルを勝ち抜いた24人とオーバーエージ4人の28人でパシフィック・チャレンジを戦います。どんな状況に置いても結束し、チーム一丸となって戦い抜く覚悟です」とコメントした。チームは4月5日に出発。10日にサモア、15日にフィジー、20日にトンガのそれぞれ準代表と対戦する。

 遠征メンバーは以下の通り(丸数字は学年)。

 ▽プロップ 森仁之輔(天理大(2))、浦出睦己(近大(1))、布引大翔(帝京大(1))、八田優太(京産大(1))、山口匠(明大(1))

 ▽フッカー 佐藤健次(早大(3))、螻川内晴也(帝京大(1))、清水健伸(早大(1))

 ▽ロック 石橋チューカ(京産大(1))、磯部俊太朗(筑波大(1))、物部耀大朗(明大(1))、白丸智乃祐(筑波大(1))、青木恵斗(帝京大(3))

 ▽フランカー・ナンバー8 川越功喜(天理大(1))、太安善明(天理大(1))、亀井秋穂(明大(1))、大川虎拓郎(明大(1))

 ▽HB 土永旭(京産大(3))、高木城治(京産大(1))、伊藤利江人(明大(1))、本橋尭也(帝京大(1))、伊藤龍之介(明大(1))

 ▽CTB 秋浜悠太(明大(3))、上田倭士(帝京大(1))

 ▽WTB・FB 海老沢琥珀(明大(1))、矢崎由高(早大(1))

 ▽ユーティリティーBK 竹之下仁吾(明大(1))、増山将(筑波大(1))