日本ラグビー協会は15日、日本代表のチームディレクターに元日本代表SHで横浜GMの永友洋司氏(53)、同補佐(リーダーシップ担当)に元日本代表WTBの広瀬俊朗氏(42)が就任すると発表した。両氏は6月1日付で就任する。

 永友氏は都城高―明大―サントリーでSHとして活躍し、2017年には日本代表の強化副委員長も務めた。日本代表ヘッドコーチ(HC)に就任したエディー・ジョーンズ氏とは、スポットコーチを務めた1996年の日本代表では選手として、サントリーでは選手とスポットコーチ、監督とアドバイザーなどとして、長年にわたって連携しており関係が深い。今回はマネジメント責任者として日本代表の各種活動を統括し、選手の所属チームとの連携強化、計画的な事業推進を担う。

 広瀬氏は北野高―慶大―東芝で活躍し、ジョーンズHCが日本代表HCに就任した2012年に日本代表の主将を拝命。15年W杯ではリーチ主将を支える陰の主将と呼ばれた。リーダーシップに定評があり、今回は日本代表のリーダーシップ育成を担当する。

 ジョーンズHCの就任した日本代表は2月に福岡市で代表候補による最初の合宿を実施済み。現在は選手とコーチングスタッフの最終選考を進めている段階で、リーグワン終了後の6月に本格始動。6月22日のイングランド戦(国立競技場)から始まる国際試合シリーズに備える。