◇17日 日本ハム―ソフトバンク(エスコンフィールド北海道)

 日本ハムの新庄剛志監督(52)が球数を予言していた。プロ初登板初先発だった育成出身右腕・福島蓮投手(20)が5イニングを4安打2失点。同点のまま降板して勝敗はつかなかったが、球数は72球。指揮官は前日16日の試合後に球数制限を設けていることを明かし、ファームで前回登板した時の球数が72球だったことから「じゃあ、72球でいいんじゃない?。72球で代える」と冗談半分に語っていたが、その通りの球数になった。デビュー登板だったことから5回が降板の目安だったとみられている。

 福島は八戸西高(青森)から育成ドラフト1位で2022年に入団し、3年目の今年3月に支配下選手登録された。190センチの長身から投げ下ろす速球とフォークが持ち味だ。16日の試合前には、「あまり緊張しないように。(緊張)しすぎないように投げられれば」と話していた。

 この日は初回に近藤、栗原に連続タイムリーを許して2点を先行されたが、2回に味方打線が反撃。6番に起用された石井が同点に追い付く1号2ランを右翼に突き刺した。その後は立ち直って追加点を許さなかった。建山投手コーチも「初登板でたっぷり緊張しているけど、自分の力をしっかり出して、いいボールを投げていると思う」大舞台での投球を高く評価した。