◇17日 ロッテ2―0西武(ZOZOマリン)

 ロッテの鈴木昭汰投手(25)が9回の1イニングを無失点に抑え、プロ初セーブを記録した。

 「うれしいです。緊張感はあったんですけど、西野さんと(沢村)拓一さんが守ってきた1点を守り抜かないといけないと思って、しっかり腕を振って投げました」

 2021年に法大からドラフト1位で入団。左腕から繰り出す直球は球速150キロを超え、吉井理人監督(58)も「ドラフト1位の投手ですから。もちろん期待しています」と話していた逸材だ。

 この試合が始まる前まで今季は右打者に対しての被打率が7分6厘。左打者だけでなく、右打者も封じ込めるという長所もある。吉井監督は9回を任せた理由について、「きのう、たくさんピッチャーを使っちゃったんで。元気なのが鈴木しかいなかったので、きょうは鈴木でいきました」と周囲を笑わせながらも、「キャンプからすごい真っすぐが良くなった。変化球はまだへなちょこなんですけども、きょうもいい真っすぐを投げてくれました」。鈴木が投げる直球の強さをあらためて褒めたたえた。