◇19日 西武5−4楽天(ベルーナドーム)

 所沢でも楽天の暗雲は晴れなかった。先発の早川が1回に一挙3点を先制されるなど3回までに5失点。天敵中の天敵である西武・今井との対戦での連敗は11に伸び、単独最下位に転落した。

 「対今井で『さぁ、いくぞ』というところで、立ち上がりで3点取られるというのは…。初回が全て」と今江監督。早川も「見て分かる通り、こういう結果なので」。試合後の雰囲気はどこか重苦しかった。

 流れを変えるため、この日から投手コーチなどの配置を変更。4回には「(早川と)合っていないように見えた」(今江監督)と捕手の太田を石原に代える”荒療治”も施した。ただ、勝利にはつながらなかった。3連敗で借金が今季ワーストの5に膨らみ、今江監督は「いろんなことを尽くして、打開していくしかない」とうめいた。