◇20日 東京六大学春季リーグ 東大2―21明大(神宮)

 野球日本代表「侍ジャパン」の井端弘和監督(48)が20日、神宮球場で明大―東大1回戦を視察。3月の強化試合、欧州代表戦で侍ジャパンに選出した明大・宗山塁内野手(4年・広陵)のプレーを見守った。

 宗山は2月末のオープン戦での死球で「右肩甲骨骨折」をしたため、強化試合は出場できなかったが、順調に回復。チームの春季リーグ初戦となったこの日は「3番・遊撃」で出場。適時打を2本放つなど6打数2安打2打点だった。

 井端監督は「ケガ明けで、もうちょいかかるのではと言われていたので、一安心しました。守備は抜群ですし、打つ方も広角に打てるのが持ち味。力強いスイングも去年より増しているのかなと感じます」と感想を口にした。

 プロ野球では誰タイプか?との質問には「タイプ的には(阪神などで活躍した)鳥谷選手かなと思っています。早い段階からチームの主力を張れる選手だと思う」と語った。

 宗山はこの日でリーグ通算96安打。リーグ通算最多の131安打も視野に入れていることに、井端監督も「あと30本ちょっとですかね。一つでも多くヒット打って更新してもらえたらいいと思います」と期待を口にした。