◇20日　女子ゴルフ　フジサンケイレディスクラシック第2日（静岡県伊東市・川奈ホテルGC富士C）

　竹田麗央（りお、21）＝ヤマエグループHD＝が5バーディー、1ボギーの67で通算8アンダーに伸ばし、2週連続Vへ向け単独首位だ。そこに鈴木愛（29）＝セールスフォース＝が6バーディー、ノーボギーのベストスコア66で回って、3打差の5アンダーで2位に浮上し、V阻止を狙う。

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　竹田がツアー史上4人目となる「初Vからの2週連続優勝」に王手をかけた。

　スタート1番で左ラフから寄らず入らずのボギーを出したが「川奈はどうしてもボギーが出るコース。それが最初に来ただけ、と思ってすぐに気持ちを切り替えました」。

　前週の地元熊本でツアー初勝利をつかんだ自信と、好調の波に乗れている自覚もある。3番で1・5メートルのチャンスをものにしてスコアを戻すと、7番で1メートル、8番では7メートル、9番で4メートルを決める3連続バーディー。12番パー5では2オンに成功して、ピン奥から7メートルを2パット、ダメ押しの5つ目のバーディーを決め、「長いパットも入ってラッキーだったなと思います」と振り返った。

　追い上げてきた鈴木とは今季2、3戦目で最終日最終日を回り、竹田はいずれも5位終了。悔し涙をのんだ。「明日は気にせず、自分のペースでやりたい。最後の9ホールが本当に大事だと思う。前回は追い越されたので、そんなふうにならないように、自分が追う立場だと思ってやりたいです」と気合を入れた。

　ゴルフは素人という兄・有男（ゆうた）さん（23）がバッグを担ぐ今週だけに「リラックスに！？…、役立ってくれたらいいな」と笑顔で話した。