◇20日 女子ゴルフ フジサンケイレディスクラシック第2日(静岡県伊東市・川奈ホテルGC富士C)

 鈴木愛(29)=セールスフォース=が6バーディー、ノーボギーのベストスコア66で回って、首位から3打差の5アンダーで2位タイに浮上した。単独首位は通算8アンダーの竹田麗央(りお、21)=ヤマエグループHD。最終日も最終組同士による優勝争いとなりそうだ。

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 3月に2週連続優勝を果たしている鈴木が逆転Vへ向けてやる気満々だ。

 第2戦の明治安田レディスも第3戦のVポイント×ENEOSも、最終日最終組はいずれも竹田と小祝が一緒。今回も「同じ若手選手に2週連続勝たせるのはちょっと、と思う。面白くないじゃないですか。なるべく阻止したい」と話した。

 1オーバー35位からスタートしたこの日は、2番を皮切りに6、12番でもスコアを縮めると、15番からの難しい上り4ホールで3バーディー。最終18番では4メートルのチャンスをしっかりものにして、ノーボギーの66で3打差の2位に急浮上だ。

 「昨日よりショットが少し良かったかな。パッティングも今日はしっかり打てました」と振り返った。「まだ若い者には負けない」と豪語しており、経験と熱意を最終ラウンドに反映させる準備を整えている。

 「川奈はアップダウンもあって、風も好きだし、相性は悪くない。来週の試合はお休みしますし、いいプレーをして終わりたい。球を低く抑えて打つのも得意なので、明日はあすはビュンビュンに風が吹いてくれたらいいと思う」。荒れる展開から追いつき、追い越す作戦が頭にあるようだ。