◇21日 西武0―1楽天(ベルーナドーム)

 1点を先制した直後の3回1死一、三塁の好機で三塁走者として痛恨のボーンヘッドを犯した楽天・辰己涼介外野手(27)が、自らのミスであることを認めて、「全部、僕が悪いです」とチームに謝罪した。

 1死ながらも小郷の打球が右翼奥へ飛んだ直後にスタートを切り、西武・若林が捕球した時は本塁寸前まで走っていた。タッチアップすることなく併殺となったプレーの原因はアウトカウントの間違いかと聞かれて、「そうですね」と即答。その上で、「小郷とチームに申し訳ないです。とにかく(犠飛が単なるアウトとなった)小郷に申し訳ないです」と言葉を重ねた。

 試合後の今江敏晃監督(40)は「起きてはならないこと」と報道陣を通じて厳しく指摘したが、辰己は「あんなミスを起こしては駄目」とコメント。「投手陣と引き続き使い続けてくれた監督に感謝します」と語ると、23日から臨む日本ハム戦(楽天モバイル)に向けて、「プラスなことで貢献できるようにしたいです」と自らを戒めた。