ボクシングの志成ジムが22日、東京都内で会見し、所属するWBAスーパーフライ級王者の井岡一翔(35)が7月7日に東京・両国国技館でIBF同級王者フェルナンド・マルティネス(32)=アルゼンチン=と世界2団体統一戦を行うと発表した。井岡はWBO同級王者だった2022年12月に当時のWBA同級王者フランコ(米国)と世界2団体統一戦を行って引き分けており、7月に悲願のスーパーフライ級王座統一が懸かっている。

 「統一戦は本当に特別な試合。前回ドローで統一できなかったので、今回は勝ってベルト2本を取りたい。マルティネスはファイターで、彼の距離で打ち勝たないと止めることはできないと思う。打ち勝って最終的にKOできたら」とKO狙いを宣言。19年からWBC同級王者エストラダ(メキシコ)を目標にしてきたが「IBF王者も常に選択肢にあった。IBFは唯一持っていないベルト」と、モチベーションも高かった。戦績は井岡31勝(18KO)2敗1分け。マルティネス16戦全勝(9KO)。