ドジャースの大谷翔平選手が24日、ナショナルズ戦の試合前に取材に応じ、24億5000万円以上を大谷選手の口座から不正に送金したとして銀行詐欺容疑で米司法当局から訴追された元通訳の水原一平容疑者に関して言及した。親友を失ったという感情はあるかとの問いに、「まだ調査自体は続いているので全部が終わったわけではない。失った、それ以上に、チームメート、チームもそうだが、その件でもそうだが、支えてもらっている人たちがたくさんいる。むしろそっちの方がありがたいと感じる面が多い」と語った。親友の喪失感より、仲間、チームへの感謝を口にした。

 また、水原容疑者が通訳を解雇され、大谷とのコミュニケーションをとりやすくなったというチームの声は多い。ロバーツ監督も「緩衝材がなくなった」という独特の表現を使い、プラス面を語った。米記者からここ数週間、大谷選手のクラブハウスでの存在感が大きくなったと言われ、大谷は「新しい通訳が素晴らしいんじゃないですか(笑)」。通訳も兼務するウィル・アイアトンさんの横で発言し、笑いを誘った。