◇25日 ボクシング ミニマム級6回戦(東京・後楽園ホール)

 北野武郎(19)=大橋=が、アディテープ・ムアンチャルン(26)=タイ=に4回30秒TKOで勝ち、デビューからの無敗を6試合(5勝2KO1分け)とした。

 初回から上下のジャブと左ストレートで試合をコントロール。3回に左でダメージを与え、4回開始直後から一方的な展開になったところでレフェリーが試合を止めた。

 北野は元日本ランカーの大橋ジム・北野良トレーナーの長男。昨年12月の東日本新人王決勝は引き分けで新人王を逃したが、4カ月ぶりのリングで高い実力を見せつけた。大橋ジムは世界4団体統一スーパーバンタム級王者・井上尚弥と弟のWBAバンタム級王者・拓真の兄弟と父の真吾トレーナーをはじめ親子コンビが多いが、無敗を続ける北野も新たなスター候補として頭角を現しはじめている。