◇27日 女子ゴルフ パナソニック・オープン・レディース第2日(千葉県市原市、浜野GC)

 昨秋のプロテストに合格した愛知県長久手市出身の与語優奈(19)=スターツ=がプロ転向後のレギュラーツアー初出場で予選を突破した。

 5バーディー、ボギーなしの67をマークし、カットラインぎりぎりの通算4アンダーで45位。初日は1オーバーで75位だったが巻き返し「難しいパットが入って、バーディーがたくさん取れたので良い流れでいけた。ピンチはなかった。ボギーなしがうれしい」と笑顔を見せた。

 予選ラウンドの2日間はショットの調子が良かったものの、初日はパッティングの状態がもうひとつ。3バーディーを奪いながら、4ボギーと波に乗れなかった。しかし、決勝ラウンド進出を懸けた第2ラウンドはパッティングも好調。前半の17番では、距離は約2メートルながら難しいラインのバーディーパットを決めた。

 2日間を通じたフェアウエーキープ率は24位タイの75%。キャディーを務めた父の一樹さん(46)は「ミスをしても慌てたり悔しがったりせず、落ち着いてプレーしていた。大したものです」と娘のプレーに感服した様子だった。

 通信制のECC学園高2年だった2022年5月のブリヂストン・レディス(千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦C)では同学年の馬場咲希とともにアマチュアながら予選を突破したが、通算3オーバーでの決勝ラウンド進出だった。各選手の伸ばし合いについていった予選突破は自信になったようで「伸ばすことができて良かった」と話した。

 28日の最終ラウンドは通算5勝の原英莉花らと同組で回る。「一打一打に集中してスコアを伸ばしていきたい。ショットは悪くないのでパットが入ってくれれば。ノーボギーで回りたい」。どこまでスコアを伸ばし、どこまで順位を上げていくか楽しみだ。