◇27日 ラグビー リーグワン第15節 埼玉33―24花園(熊谷ラグビー場)

 今季限りの引退を表明している埼玉のフッカー堀江翔太(38)が7試合ぶりに先発し、主将を務めて開幕15連勝に導いた。

 万能ぶりは健在だった。華麗なキックやノールックパスで味方を走らせ、背後に蹴られれば全速力で戻って相手のトライを阻止。「僕自身も今年は今までよりも走れているし、相手のボールにも絡めてるかな」と38歳にしてなお成長中だ。

 この日は三洋電機―パナソニック時代から通じてチームで200試合目の公式戦。「偉大な記録だ」とたたえたディーンズ監督は「ご褒美に、今度英国でフィジーと対戦するバーバリアンズでプレーしてもらうよ」と、6月22日に自身が指揮を執るドリームチームに加えることをサプライズ発表。もっとも堀江は「その前にまず優勝しないと」。花道はあくまでリーグワン王座奪回だと強調した。