◇29日 東京六大学春季リーグ3回戦 慶大2―1法大(神宮)

 秋春連覇を目指す慶大は延長12回に代打の渡辺憩捕手(1年・慶応)のサヨナラ本塁打で2―1と法大を下して勝ち点を2とした。

 渡辺は昨年夏、甲子園で107年ぶりに全国制覇した慶応高の捕手。これが大学での初打席だった。

 試合後のヒーローインタビューでは「打って行けというサインが出ていたので強い思いでスイングしました」と笑顔を浮かべた渡辺。高校時代のチームメートでは丸田湊斗外野手が2試合連続でスタメン出場しており、「僕たち1年が活躍することで強くなると話し合っています」と明かし、「先輩が優しく楽しくできています」とチームの雰囲気の良さを口にしていた。