◇1日 オリックス3―6ロッテ(ほっともっと神戸)

 ロッテの小川龍成内野手(26)が自身初の1試合3安打を記録した。

 2回にファウル3球で粘って右前打を放つと、5回にはファウルを4球打った後に一塁内野安打。6回には左前適時打でチームに初得点をもたらした。

 先頭打者で迎えた9回はファウルで4球粘った末に二ゴロを打ち返し、これを安達がファンブルして一挙5点を奪う逆転劇のきっかけとなった。

 「追い込まれてからは本当に粘る意識。追い込まれてからは球数を投げさせるってところで、ポイントを近くして、前に飛ばさないように意識してやっています。キャンプから逆方向の意識で、試合でも粘りの部分はずっと意識してやっていたので。それが試合に出てきて、こういった形でやっていけば生き残る道はあるのかなっていうのは少し感じてます」

 この日の5打席で小川が相手投手に投げさせた球数は実に計44球。粘り強い打撃に吉井監督は「今年からずっとトライしてくれてて、出るたびに良くなってたんでね。きょうは本当に頑張ってくれたと思います。キャンプから一生懸命練習してたのを知ってたので。結果出てくれて良かった」と喜んだ。