◇2日 女子ゴルフ ワールドレディスサロンパスカップ(茨城県つくばみらい市、茨城GC東C)

 女子ゴルフの今季国内メジャー第1戦。復調傾向の川崎春花(21)=村田製作所=が4バーディー、1ボギーの3アンダー69で回り、首位と2打差の2位につけた。復活のメジャー2勝目を目指す。5アンダーで首位は佐久間朱莉(21)=大東建託=がつけた。川崎と並ぶ3アンダーの2位に木戸愛(34)、森田遥(27)=新英ホールディングス=ら6人が続いている。

 5月1日生まれの川崎は今週がバースデーウイーク。その前々日には家族やキャディーとフレンチ系のレストランで21歳の誕生祝いをしてもらったという。

 だが「自分の中では今週は『キャディーさんへの感謝ウイーク”と思ってプレーしてます」。初日はスタート10番をボギーで発進しながら13、17番のパー3で6メートル、7メートルのバーディーパットを決め、折り返して4番では5メートルを沈めた。6番ではグリーン左の左足下がり傾斜から20ヤードを58度ウェッジでチップイン。きっちりスコアを60台にして上がってきた。

 「最近キャディーさんに頼りすぎて、自分の考えなくゴルフしてたなぁって、ふと思った。先週はハウスキャディーさんについてもらって、1人でやってみたんです。すごくプロキャディーさんに助けられてたことも自覚した」。だからこその”感謝ウィーク”。今週バッグを預ける佐藤真キャディーとは何度もタッグを組んでいる仲だが「常に先に私が自分の考えを言って、それから相談するって決めた」と言う。

 12番ではティーショットが左ラフにつかまり、「私は『7番アイアンで行きたいと思う』と。そしたらキャディーさんが『フライヤーも考えると8番のほうがいいんじゃないか』とアドバイスをくれて」。結局8番を選んで1ピンぐらいのバーディーチャンスに付けることができた。

 自分の頭で考えることの大切さと、相棒のありがたさを実感しつつ、1つ大人になった川崎。3022年の日本女子プロ選手権以来のメジャー2勝目へ歩みを進めた。