日本ライトフライ級タイトル戦(4日、東京・後楽園ホール)の前日計量が3日に東京都内で行われ、同級王者の川満俊輝(28)=三迫=が48・8キロ、同級1位の安藤教祐(31)=KG大和=が48・9キロでクリアした。両者は2021年1月にも対戦し川満が初回TKO勝ちしている。

 WBC14位と世界ランクにも入る川満はこれが初防衛戦。故郷の沖縄・宮古島に戻って日本王座奪取を報告した際には大歓迎を受けた。「祝勝会に100人ぐらい集まってくれて。これで満足しちゃいけない、もっともっと強くなって恩返ししないとと思いました」と、目を細めた。祝勝会には宮古工高の同級生だった元WBCフライ級王者の比嘉大吾(志成)からもビデオメッセージが届いたという。

 挑戦者の安藤は大手自動車部品メーカー「プレス工業」に勤務するサラリーマンボクサー。3月に世界初挑戦した元日本フェザー級王者・阿部麗也はジムでも会社でも同僚だ。「阿部からもアドバイスをもらい、しっかり対策してきた。倒してリベンジしたいです」と話していた。戦績は川満9勝(5K)1敗、安藤13勝(6KO)4敗。