ドジャースのデーブ・ロバーツ監督が4日、試合前の囲み取材に応じ、大谷翔平選手から、同監督が持つ「球団の日本生まれの選手の最多本塁打」に並んだ記念に「ギフト」をもらったことを明らかにした。監督は「みんなに報告がある」と切り出し、「翔平が僕にポルシェをプレゼントしてくれた」と話すと、メディアから感嘆の声が上がった。その後、ニヤリと笑い、「今そのポルシェは自分の監督室の机の上に飾っている。たぶん、僕がどんなポルシェの車種がいいのか言わなかったから、素晴らしいおもちゃのポルシェをくれたんだ」と種明かしをして爆笑を誘った。

 ロバーツ監督は1972年5月31日に、米国から日本に返還された直後の沖縄で生まれ、外野手だった現役時代は5球団に在籍。ドジャース時代には通算7本塁打を放った。大谷は松井秀喜の記録を抜き、日本勢メジャー最多の176号を放った日に「(次は)監督の記録を抜きたい(笑)」と話した。2人の間では「ネタ」になっており、先週のワシントンDCではメディアと監督のやり取りで、記録を抜いたらポルシェをもらうのかと問われた監督は「いい考えだね」と話していた。

 ポルシェとアンバサダー契約をしている大谷は、ドジャース入団の際に背番号「17」を譲ってもらったケリー投手の奥さんに本物のポルシェをプレゼントして話題になった。今回は、大谷が粋なアメリカンジョークの「ギフト」を送った。