◇6日 中日2―0巨人(バンテリンドームナゴヤ)

 中日は4番を務めた細川成也外野手の2打席連続で快勝した。試合後に立浪和義監督が取材に応じた。

 

―梅津が今季初勝利

「ボールが先行する内容でも、よく踏ん張った。(開幕ローテで唯一)勝ちが付いていない。一つ勝てばいい意味で余裕も出ると思う。四球は2つですけど、3ボールなどボールが先行する場面があった。ボール自体は力強い。(初回2死二塁で)岡本(和)選手を三振に取ったのも含めて要所は抑えた。チームとして先発が崩れかけていたところで、(5日のヤクルト戦で今季初勝利を手にした高橋)宏斗もそうですし、若い投手が出てくると経験のある投手も頑張ってくれる。いい刺激にしてもらいたい」

―6回途中からは継投

「きょうはリリーフでつないで、梅津に1つ勝ちを付けたかった。そういう思いで継投にした。リリーフはここのところ登板が多いが、全員でつないでいこうという思い。欲を言えば、もう1点取れたら楽に勝てたかもしれない」

―打線は4番に細川を据えた

「内容を見ていて昨年より成長している。その陰には中田がいる。しばらく、この形でいきたい。神宮(前カードのヤクルト3連戦)で試合を見ていても(中田のベンチスタートにより)1人警戒するだけだと厳しい。2人が並ぶと違ってくる。細川の後ろに中田がいるのは心強い。もう1人、2人、相手が警戒するバッターが出てくるといい。(石川)昂弥も含めて」

―ルーキーの尾田を初スタメンで起用

「守備範囲を含めていいものを持っている。打つことより、しっかり守ってくれたらいい。打てなかったり、(6回1死一塁でバスター)エンドランで空振り(一走・山本は盗塁死)したり。これを糧に練習して頑張ってもらいたい」

―岡林が7回に代打で左前打

「なかなか神宮でも状態が上がらなかった。彼の力も必要。調子を戻して、上位を打てるように。期待しています」