◇6日 プロボクシング4大世界戦(東京ドーム)

 キックボクシングで”神童”と呼ばれ、ボクシング転向後3戦全勝でWBAバンタム級7位につける那須川天心(25)=帝拳=が6日、東京ドーム4大世界戦をリングサイドで観戦。井上尚弥のダウン応酬の末の逆転KO勝利を目の当たりにした。

 「盛り上がっていましたね。(井上尚弥は)決めることろをしっかり決める。学ぶところが多いと思います」

 自らはキックボクシング時代の2022年に東京ドームを経験している。「ドームで格闘技を見るのはあれ以来。懐かしい気持ちもありますし、今はボクサーなので、ボクシングで東京ドームで次にやるしか俺しかいない、ぐらいの気持ちでいます」と目を輝かせた。

 また、同じキックボクシング出身の元K―1王者、武居由樹(27)=大橋=がWBOバンタム級王座を奪取したことには「素直にうれしいです。あの時代を戦ってきた同志なので」と笑顔を見せた。一方でバンタム級は自らも世界を狙う階級。「まだ全然タイトルに絡む試合をしているわけじゃないですけど、日本人王者の方が狙いやすいし盛り上がるみたいなのがあるので、自分のために4団体全て日本人王者になったんじゃないかというぐらいの気持ちでいます」と話した。