◇6日 Bリーグ1部 第36節 名古屋D 80-68 佐賀(SAGAアリーナ)

■名古屋D 〇 80 -68 ● 佐賀

第1Q:21 - 7

第2Q:17 - 23

第3Q:17 - 23

第4Q:25 - 15

【スターティング5】

#1 レイ・パークスジュニア選手

#2 齋藤 拓実選手

#10 ティム・ソアレス選手

#11 須田 侑太郎選手

#43 スコット・エサトン選手

 名古屋ダイヤモンドドルフィンズがシーズン最終戦に勝利し、初の地区優勝を果たした。連携の取れたディフェンスで佐賀のミスを誘発すると、インサイドとアウトサイドの両方からバランス良く得点を重ね、主導権を握る。その後、第2Qから徐々に点差を詰め寄られると第4Qで同点に追いつかれてしまう。しかし、激しいディフェンスで失点を抑えると、#2 齋藤選手を中心とした連続得点で一気に点差を離し、12点差で勝利した。チャンピオンシップ初戦はシーホース三河が相手になる。

【戦評】

第1Q(名古屋D 21-7 佐賀)

#10 ティム・ソアレス選手がダンクシュートを決めるも、佐賀#2 レイナルド・ガルシア選手にレイアップシュートを許す一進一退の攻防を展開。

その後、ハードなディフェンスで失点を防ぐと、#43 スコット・エサトン選手のバスケットカウント、#11 須田侑太郎選手の3Pシュートなど立て続けに得点を重ね、流れを引き寄せる。

クォーター中盤、#11 須田選手の3Pシュート、#12 中東泰斗選手のゴール下シュートで得点を重ねると、連携の取れたディフェンスで佐賀のミスを誘発。

また、#11 須田選手のブロックショットなどで佐賀に得点を許さない。

クォーター終盤、#34 ジョシュア・スミス選手のゴール下シュートなどでさらに点差を離し、ディフェンスでは失点を7に抑え、14点リードで第2Qへ。

第2Q(名古屋D 17-23 佐賀)

#1 パークスジュニア選手のジャンプシュート、#43 エサトン選手のレイアップシュートで得点を重ねるも、

佐賀#2 ガルシア選手にバスケットカウント、#30 狩野祐介選手に3Pシュートを許す一進一退のスタート。

その後、身体を張ったディフェンスで失点を抑えるも、シュートを決めきれず、リズムに乗り切れない。

クォーター中盤、#43 エサトン選手がゴール下シュートを決めるも、ターンオーバーを犯してしまうと、

佐賀#2 ガルシア選手、#55 ジョシュ・ハレルソン選手に得点を許し、点差を縮められてしまう。

クォーター終盤、佐賀#34 井上諒汰選手に3Pシュート、#2 ガルシア選手にバスケットカウントを許すも、

#2 齋藤選手の連続3Pシュートで流れを引き戻し、8点リードで後半へ。

第3Q(名古屋D 17-23 佐賀)

佐賀の激しいディフェンスを前にターンオーバーを犯し、速攻から佐賀#60 チェイス・フィーラー選手に

得点を許すも、#10 ソアレス選手が3Pシュートで応戦する一進一退の攻防を展開。

その後、#2 齋藤選手がバスケットカウントを決めるも、佐賀#55 ハレルソン選手、#34 井上選手、#60 フィーラー選手の3Pシュートで一気に点差を縮められてしまう。

しかし、身体を張ったディフェンスで失点を抑えると、#34 スミス選手のゴール下シュート、#12 中東選手の3Pシュートなどで再び流れを引き寄せる。

その後、佐賀#2 ガルシア選手のアタックから得点を許すも、#34 スミス選手が攻守に渡りゴール下で躍動し、流れを明け渡さない。

クォーター終了間際、速攻から佐賀#23 ヨーリ・チャイルズ選手、#36 相原アレクサンダー学選手に得点を許し、2点リードで最終Qへ。

第4Q(名古屋D 25-15 佐賀)

佐賀#25 角田太輝選手の得点で同点に追いつかれるも、#1 パークスジュニア選手が3Pシュートで応戦する一進一退の攻防を展開。

その後、佐賀#60 フィーラー選手に3Pシュートを許すも、すぐさま#11 須田選手が3Pシュートで応戦。

クォーター中盤、佐賀#60 フィーラー選手にインサイドから得点を許すも、#10 ソアレス選手、#43 エサトン選手がゴール下から得点を重ね、流れを徐々に引き寄せていく。

さらに、激しいディフェンスで失点を抑えると、#2 齋藤選手の連続得点で点差を2桁に離していく。

クォーター終盤、#2 齋藤選手を中心に時間をコントロールし、12点差の勝利。

勝てば地区優勝のチャンスをものにし、クラブ史上初の称号を手にした。

【ショーン・デニス ヘッドコーチ 試合後コメント】

難しい週末になることは分かっていました。佐賀は帰化選手のハレルソン選手がいるため様々なラインナップがあり、特にディフェンス面でのパターンが多いため勝つのが難しいチームです。しかし、チームとして逆風を乗り越え、やられてもすぐに立ち上がる粘り強さを見せました。相手が何をやってきてもなんとか凌ぐことができました。クラブ、ドルファミ、スポンサー、スタッフなど関係者のためにも、地区優勝できたことは光栄です。また、琉球が連覇していたところを奪い取れたことは誇り高いです。

忘れられないシーズンにするにはあと6勝が必要です。名古屋へ帰ったらすぐに次へ集中していきます。

【#2 齋藤 拓実選手 試合後コメント】

地区優勝がかかった試合で、佐賀さんは簡単に勝てる相手ではないことはチームとして理解しており、GAME1と同様にタフな試合になりました。

ここ最近の試合で粘り強さ、我慢強さが強くなってきていて、それが2試合、80分間通してできるようになり、チームとして完成形に近づいていると思います。戦術の話ではなく、チームカルチャー、チームアイデンティティの部分がしっかりとできてきている証拠だと思います。それで今日は勝ち切ることができ、自分たちの手で地区優勝をもぎ取ることができました。ここからがスタートという意識を持ちながら、いい形でチャンピオンシップに臨むことができると思います。